2010年1月27日
梵天について
仏教の守護神である天部の一つ。古代インドの神ブラフマーが仏教に取り入れられたものである。
また、天部(六道や十界の1つである天上界)は、さらに細かく分別されるが、色界十八天のうち、初禅三天の最高位(第三天)で
ある大梵天を指して「梵天」と言う場合もある。神としての梵天はこの大梵天に住み、その下の第二天である梵輔天には、梵天の
輔相(大臣)が住み、さらにその下の第三天である梵衆天には、梵天の領する天衆がこの天に住むとされる。
古代インドのバラモン教の主たる神の1つであるブラフマーが仏教に取り入れられたものである。ブラフマーは、古代インドにおい
て万物の根源とされた「ブラフマン」を神格化したものである。ヒンドゥー教では創造神ブラフマーはヴィシュヌ(維持神)、シ
ヴァ(破壊神)とともに三大神の1人に数えられた。この神が仏教に取り入れられ、仏法の守護神となり、梵天と称されるようにな
った。なお、釈迦牟尼が悟りを開いた後、その悟りを広めることをためらったが、その悟りを広めるよう勧めたのが梵天と帝釈天
とされ、このことを梵天勧請(ぼんてんかんじょう)と称される。
梵天は、帝釈天と一対の像として祀られることが多く、両者を合わせて「梵釈」と称することもある。
日本における梵天・帝釈天一対像としては、東大寺法華堂(三月堂)乾漆像、法隆寺旧食堂塑像、唐招提寺金堂木像などが奈良時
代にさかのぼる遺例として知られ、奈良・興福寺には鎌倉時代作の像がある。これらの像はいずれも二臂の、普通の人間と同じ姿
で表わされ、頭には宝髻を結って、手には払子や鏡、柄香炉を持つなど、唐時代の貴人の服装をしている。これらの梵天像と帝釈
天像はほとんど同じ姿に表現され、見分けのつかない場合もあるが、帝釈天像のみが、衣の下に皮製の甲(よろい)を着けている
場合もある。
密教における梵天像は四面四臂で表わされる。これはヒンドゥー教のブラフマー像の姿が取り入れられたもので、彫像では京都・
東寺講堂の木像が著名である。東寺像は四面四臂の坐像で、4羽の鵞鳥(ハンサ鳥)の上の蓮華座に乗っている。
聖観音を本尊とした梵天と帝釈天の三尊形式も見られ、平安時代に二間観音供のために祀られたものである。この遺例としては、
鎌倉時代後期の東寺の白檀像、愛知県の瀧山寺に見ることができる。瀧山寺像は、運慶の作とされている。
「万物の根源」という漠然としたものを造形化した神で、親しみがわきにくいためか、インドでも日本でも梵天に対する民衆の信
仰はあまり高まらなかった。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
梵天は仏教の守護神である天部の1つです。
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